「お久しぶり~。まだここで頑張ってお店やってたのね~。」と、昔ときどき買い物に来てくださっていたお客様。
え?つい、この間も同じセリフで買い物に来られたばかりなのに?と私の心の声。
どうやら今日来たのは、今は亡き義母が孫自慢で話した仕事のことを覚えていて、頼み事をするためだったようです。
しかし、その孫というのは私からみると甥にあたり、仕事のことをあれこれ言う立場ではありません。
なので「よくわからないわ~」と答えました。
そして、話のついでに少し買い物をしてくださったのですが、お勘定が終わって「袋は?」と言われるので
「有料になりますけど出しましょうか?」と答えると
「こんな末端の店まで袋代が有料になるなんてねぇ。有料ならどこかに入れて帰るからいいわ。」と言われました。
末端?
一瞬カチンときましたが、ここは大人の対応で
「法律ですから仕方ないですね。」と答えておきました。
40数年前義父母が始めたこの店ですが、昔はすぐ近くに青果市場があったので周りに店もたくさんあり、とても賑やかな商店街でした。
しかし時代の流れと共にスーパーが進出してきたこともあって、だんだんと寂しくなりつつあります。
きっとこのお客様もこんな状態で「よく頑張っているのね。」という意味合いだったのでしょう。
我が家もいつまで仕事ができるかわかりませんが、もう少しはここで頑張りたいと思っています。
しかし、言葉選びって難しいですね。
何気なく言った言葉でも受け取り方で傷つけたりします。
いつも面倒を見ている娘の子どもですが、この子はとても活発で明るい子です。
ある時娘が懇談で保育園の先生から「お調子者」だと言われたと、ショックを受けていました。
身内の者が言うならまだしも、「お調子者」は言葉としてあまり良いイメージではないですね。
「ノリが良い」とか「ひょうきん」なら笑って済ませることができたのに。
私も何気なく発する言葉で傷つけることがあると思います。
言葉って難しいですね。