昨日、兄嫁から暗い声で電話がかかってきました。
嫌な予感的中で「また、お義母さんと喧嘩した」という話でした。
兄嫁が仕事から帰ってみると、母は「するな」と言われていることを勝手にしていたので喧嘩になったようです。
母も若い頃は何でも自分で出来ていたし、兄嫁もまだ大人しかったので立場は今とは真反対でした。
今までに随分酷い言葉を兄嫁に浴びせていたようで、あの時はああだった、こうだったと兄嫁との話の中に出てきます。
しかし、自分一人では何も出来なくなった母が今頼るのは兄嫁です。
娘の私には下の世話を頼まないし、何でも兄嫁を頼っているので少し寂しく思う時もあるのですが、兄嫁はやはり今までされてきた事が頭から離れないのだと思います。
立場が逆転してしまいました。
今まで兄嫁に優しくしていればまた兄嫁の気持ちも違っていたのにと思います。
でもそんな気持ちを持ちながらも、兄嫁はずっと世話をしてくれています。
ありがたいです。
でもやはり爆発する時があるようで、母と喧嘩をしては私に電話をかけてきます。
「もう私は家を出たい。独りで暮らしたい。」
気持ちはわかるけれど、私には返す言葉が無いのです。
「うん。。そうよね。。ごめんね。何て言ったらいいかわからない。」
今までに何度も同じ会話を繰り返してきて、実際一週間ほど兄嫁は実家に帰ったこともあります。
その時は私がご飯を作って行ったり、母の様子を見に行ったりしました。
でも兄嫁も口ではそう言いながらも、やはり放っておけなくて帰ってきてくれました。
こんな毎日をこれから先10年も続けるのでしょうか。
母のきょうだいは100歳を筆頭に90代も皆元気に暮らしています。
母が末っ子で88歳なので、この先のことを考えたら兄嫁は
「自分は何の為に生きているんだろう?」と言いました。
私も母の血をひいているので病気をしなければ長生きしそうです。
子ども達には世話になりたくないので私はさっさと施設にでも入りたいのですが、その為にはお金をたくさん貯金しておかなければ入れそうにありません。
長生きってみんなに迷惑をかける罪ですね。
あるお客様が、施設に入っている親のことを「早く〇ねば良いのに。」と言われたことがあります。
その時は「ドキッ」としました。
しかし、今考えるとずっと介護している人の本音かもしれません。
私は健康診断に行かなくなりました。
子どももそれぞれ家庭を持ち、自分の大まかな役割は終わりました。
健康診断を受けずに手遅れの状態で病気が見つかったら、それを受け入れる覚悟です。
何年も入院や退院を繰り返して周りに迷惑をかけるのはごめんです。