先日私よりも10歳は若いと思われるお客様から、夫にシャツを貰ってもらえないかと言われたけど、断ったという話を書きました。
そのお客様が今日も買い物に来てくれました。
上手な断り方が出来なくて気分を害していたらどうしようと心配していましたが、以前と同じように買い物に来てくれて嬉しかったです。
その人とは割と深い(私にとっては)話をすることが多く、今日も何かの話から「ラインやメールで自分の気持ちを伝えるのは難しいよね。」という話題で盛り上がりました。
実際に目の前にいて分かり合えていると思っていても、上手く伝わっていなくて誤解されることがある…としみじみ話していました。
何か悩みがあるようです。
私も「昔のことを思い出しては、なんであの時あんなことを言ったのだろう…とか、あの一言は余計だったよな…とか今になって後悔してるのよ。」
と言うと、「私も!」と言いました。
何故だか昔のことばかり思い出して悔やむばかりだと。
そういえば、実家の兄嫁ともこの話題で盛り上がります。
兄嫁は、自分の子どもを厳しく育て過ぎたことが頭から離れないようで、「あの時はごめんね。」と子どもに謝ったと言っていました。
私も娘に対して大人げない態度をとったことがあり、今でもその時の一部始終を覚えているのですが、きっと娘は全く覚えていないと思います。
しかし、忘れたくても忘れられないのです。
なんだか最近、こんな昔のことや失敗したことばかり思い出されます。
そろそろお迎えが近いんでしょうか。(笑)
今朝は70代位のお客様が「歳を取ったら目も見えない耳も聞こえない。動作も遅くなって…私は自分の親に随分キツイことを言ってきたのに、自分が同じ歳になったら同じようになってしまった。」としみじみおっしゃいました。
よーくわかります。
私も若い頃はお年寄りの気持ちは全くわからなかったので、「なんで聞こえないのだろう」とか「遅いなぁ」なんて思っていました。
私の場合、40代までは歳なんてまったく気にしていませんでした。
そして50代は「歳を取る」ということはわかっていても、まだ自分が元気だったので他人事でしたが、でも「いつかは死ぬんだ」ということに気づきました。
60代になると老化がかなり進んできました。
目も耳もシワも白髪も物忘れもすべて60代から急降下するようです。
これはあくまでも私個人のことですが。
今になって、50代はまだ若かったな~なんて思ってしまいます。
これが70代になるとまた60代は若かったな~と思うのでしょう。
やはり自分がその歳になってみないとその歳のことはわからないということでしょう。